2013年10月
2013年10月28日
2013年10月23日
1006.高村光太郎 「春駒」 歌碑
成田空港が現在の場所に出来た理由の大きな要因として、この場所に皇室が所有する下総御料牧場があったから、土地の取得が容易だと考えられたためです。
空港が出来る前は桜並木を持つ広大な土地が広がっていた。
当時の風景を高村光太郎が詠っている。
高村光太郎 「春駒」
『三里塚の春は大きいよ。
見果てのつかない御料牧場にうっすり
もうあさ緑の絨たんを敷きつめてしまひ、
雨ならけむるし露ならひかるし、
明方にかけて一面に立てこめる杉の匂に
しっとり掃除の出来た天地ふたつの風景の中へ
春が置くのは生きてゐる本物の春駒だ。
すっかり裸の野のけものの清浄さは、
野性さは、愛くるしさは、
ああ、鬣に毛臭い生き物の香を靡かせて、
ただ一心に草を喰ふ。
かすむ地平にぎらぎらするのは
尾を振りみだして又駆ける
あの栗毛の三才だろう。
のびやかな、素直な、初々しい、
高らかにも荒っぽい。
三里塚の春は大きいよ』
2679)高村光太郎「春駒」歌碑
高村光太郎の「春駒」歌碑は成田市三里塚記念公園にあります。
2680)三里塚記念公園
2681)
何度も立ち寄ったことがある三里塚記念公園。
このマロニエ(とちの木)並木に魅かれます。
2682)カリン
カリンの木に実がなっていました。
空港が出来る前は桜並木を持つ広大な土地が広がっていた。
当時の風景を高村光太郎が詠っている。
高村光太郎 「春駒」
『三里塚の春は大きいよ。
見果てのつかない御料牧場にうっすり
もうあさ緑の絨たんを敷きつめてしまひ、
雨ならけむるし露ならひかるし、
明方にかけて一面に立てこめる杉の匂に
しっとり掃除の出来た天地ふたつの風景の中へ
春が置くのは生きてゐる本物の春駒だ。
すっかり裸の野のけものの清浄さは、
野性さは、愛くるしさは、
ああ、鬣に毛臭い生き物の香を靡かせて、
ただ一心に草を喰ふ。
かすむ地平にぎらぎらするのは
尾を振りみだして又駆ける
あの栗毛の三才だろう。
のびやかな、素直な、初々しい、
高らかにも荒っぽい。
三里塚の春は大きいよ』
2679)高村光太郎「春駒」歌碑
高村光太郎の「春駒」歌碑は成田市三里塚記念公園にあります。
2680)三里塚記念公園
2681)
何度も立ち寄ったことがある三里塚記念公園。
このマロニエ(とちの木)並木に魅かれます。
2682)カリン
カリンの木に実がなっていました。